ネズミの大量死は地元にとってはむしろ朗報

この大量のネズミは餌を求め、干潮時に近くの島に泳いで渡ろうとしたと考えられている。そして、潮が満ちてきた後に戻ろうとして溺れ、海岸に打ち上げられたのだろう。

クイーンズランド州では最近、ほかの町でもネズミの大発生が起きている。CSIROの定義では、1ヘクタール当たり少なくとも800~1000匹のネズミがいる場合、大発生と見なされる。ウィントン、リッチモンド、ジュリアクリーク、クロンカリー、インガムは、数カ月前からネズミであふれかえり、農作物の被害や水の汚染に見舞われている。

カルンバで起きたネズミの大量死は、地域社会にとってはむしろ朗報かもしれない。大発生が収束に向かっていることを意味する可能性があるためだ。

「大発生して餌が不足したネズミは通常、餌の奪い合いから逃れるため、周囲に移動しようとする」「こうした状況が何カ月も続いている」とバンクスは話す。「大発生はいずれ収束する。餌がない状態では、長く生きられないためだ」

「もし彼らの繁殖が止まったら、それは、個体数が激減する最初の兆候だ。たくさんの死骸を目にすることも、もう一つの兆候だ」

(翻訳:ガリレオ)

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