米航空防衛大手RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)がエンジン不具合を巡りエアバス機数百機が飛行停止となる可能性を明らかにしたことを受け、世界の航空関連業界に影響が広がっている。

RTXは11日、傘下のプラット・アンド・ホイットニー(P&W)が手がける「ギアード・ターボファン(GTF)」エンジンについて、エアバスの旅客機「A320ネオ」に搭載されている600─700基を今後3年で回収・検査する必要があると明らかにした。

製造過程で使用された粉末金属の問題が部品の亀裂につながる可能性があるという。

エアバスは今年の納入に影響はないとの見方を示したが、12日の欧州市場で株価は2.4%下落した。

RTXは7月に不具合を公表していたが、11日の発表で当初の想定より影響が大きくなることが判明した。

エンジン開発に参画する企業は自社のコストに影響が出るとしており、英メルローズ・インダストリーズは約2億ポンド(2億4920万ドル)の打撃を受ける可能性があると述べた。

IHIや川崎重工業、独MTUエアロ・エンジンズも業績への影響が予想されるとした。

独航空大手ルフトハンザは20機のA320ネオが飛行停止になるとの見通しを示した。


[ロイター]
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