フェイスブックの親会社メタは29日、中国に好意的な情報を流す世論操作活動「スパモフラージュ」について、中国の法執行当局の関係者とのつながりが判明したと述べた。

セキュリティーに関する四半期報告で明らかにした。同社はスパモフラージュとの関連で、フェイスブックのアカウント約7700件のほか、他のページ、グループ、インスタグラムのアカウント数百件を削除した。

スパモフラージュは数年前から活発に行われており、中国に対する肯定的なコメントや、米国、西側の外交政策、中国政府を批判する人物に対する否定的なコメントを拡散している。

メタによると、複数のプラットフォームを利用した世論操作活動としては現在知られている中で過去最大規模で、少なくとも50のプラットフォームで行われている。

スパモフラージュに関与する偽アカウントは、中国各地で運営されているが、デジタルインフラは共通で、北京時間の昼休みや夕食の休憩時間を含め、明確なシフト体制で行われているとみられる。

最初はフェイスブック、ユーチューブ、ツイッター(現X)など巨大プラットフォームで行われていたが、最近はミディアム、レディット、クォーラ、ビメオといった比較的小さなプラットフォームでも展開されているという。

フェイスブックのページではフォロワーが約56万アカウントに達しているが、大半はベトナムやバングラデシュのスパム業者から購入した偽アカウントで、メタ幹部によると、スパモフラージュの実際の効果は薄いとみられる。

[ロイター]
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