<朝鮮戦争休戦協定調印70周年を祝う盛大な軍事パレードに、明らかに他とは異なる集団が隊列を組んで行進。いったい何の集団なのか?>

1953年7月27日の朝鮮戦争休戦協定調印70周年を祝うため、プーチン大統領の書簡をたずさえて3日間の日程で訪朝したセルゲイ・ショイグ国防相。

    

その歓迎も兼ねて行われた盛大な軍事パレードは兵士や民間人だけでなく、多数の戦車や戦闘機、そして大陸間弾道ミサイル(ICBM)の行列が続いた。

沿道には色とりどりの民族衣装を着た女性や学生、子供がリズムにあわせて踊る中、それを誇らしそうに見つめる退役軍人たちの姿も見られた。

何カ月にもわたって練習したと言われる、2時間以上に渡る夜の大パレードにときおり拍手を送ったり、敬礼する金正恩総書記とショイグ国防相だが、眼光鋭く隊列を見つめる姿とともに空気が一瞬張り詰める瞬間があった。

それは夜にもかかわらず、サングラス姿の黒いスーツ姿の奇妙な男たちが隊列を組んで入場してきたときだ。暗闇の中でなぜサングラスをかけているのか?

映像の字幕には「国家保衛省縦隊」と書かれている。「国家保衛省縦隊」とは、国務委員会直属の秘密警察である。主に国内の「危険分子」を監視し、密告する組織であり、通常は「表には出てはいけない人たち」がパレードに堂々と参加していたのだ。

■【写真】サングラス集団「国家保衛省縦隊」

ただし、今回が初めての表舞台ではなく、昨年4月に行われた朝鮮人民軍の創設90周年記念の軍事パレードにも参加している。その時も「異例」であり、社会風俗を乱すような「反社会的な行動」をとらないように国民への「警告」の意味もあるのではないかと言われていた。

今回も「警告」なのか、それともショイグ国防相への「サービス」なのかは真偽不明だ。しかし、表に出すことは何らかのメッセージがあるとみられる。

ちなみに金総書記が乗る車と一緒に走る、スーツ姿のボディーガードも知られているが、彼らは朝鮮人民軍の中のエリート兵士で、朝鮮労働党中央委員会に所属する別の集団である。

■【動画】金正恩が乗るベンツと一緒にジョギングするボディーガードたち

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【写真】サングラス集団「国家保衛省縦隊」
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