韓国で8日、東京電力福島第1原子力発電所の処理水放出を巡る日本政府の計画に抗議するデモが行われ、数百人が参加した。

処理水放出を巡っては、国際原子力機関(IAEA)が4日、「国際的な安全基準と合致している」との報告書を発表した。

日本訪問を終えたグロッシIAEA事務局長は7日、韓国に到着。朴振外相らと会談した。

韓国外務省によると、朴氏はグロッシ氏に対して、処理水は安全性を確認し、国際法と基準に準拠した方法で処理されるべきだというのが韓国の一貫した立場と説明。安全性の確認と国民を安心させるための協力を求めた。

韓国政府は既に、処理水海洋放出計画について独自の評価を公表。IAEAの検証結果を尊重するとし、計画は国際的な基準に合致しているとの見解を示している。

ソウルでは、子どもや全国民主労働組合総連盟メンバーを含む数百人が街頭で放出計画に抗議した。ある大学生は「人間に害を与えないから放出してもいいと主張するのは意味がない。海に住んでいる生物もいる」などと訴えた。

[ロイター]
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