ロシア下院は11日、兵役の招集令状電子化に向けた法案を可決した。昨年実施した30万人の部分動員の際、兵役忌避のため出国する男性が相次いだことを受け、手続きを効率化するためとみられる。電子化されれば同国史上初めてとなる。

ロシア大統領府(クレムリン)のペスコフ報道官は会見で、前回招集時の反省に立ち、「われわれは軍の招集システムを完全かつ最新のものにする必要がある」と述べた。ただ、今回の変更は動員とは無関係だとし、追加動員の計画はないとするこれまでの主張を繰り返した。

現在の制度では、招集対象となる男性の登録された住所に紙の令状を届けることになっているが、住所の誤りなどの問題で届かない場合があった。新方式では政府のポータルサイトにある招集候補者の個人アカウントに電子的に令状が送付され、送付された時点で受け取ったものとみなされる。その後徴兵事務所に現れなかった者には自動的に出国が禁止される。

[ロイター]
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