この日の午後、「へこたれなければ夢はかなう」と書かれた募金センターのTシャツを着た12歳の陽気な少女アルビナは、おもちゃのマイクを握り締めて、こう叫んだ。「注意して!空襲警報だよ!」

見ていた子供たちは、どっと笑った。

だが大人たちは、とっくに笑いを忘れている。

いつになったら家に帰れるんだろうね。

昨年の夏にリシチャンシクから逃れてきたという老女がスタッフに聞いた。

残念だけど、運よく明日にもウクライナ軍がおばあちゃんの町を解放できたとして、それでも地雷の除去や瓦礫の撤去、町の再建には何年もかかるんですよ。

そんな答えは聞きたくもなかったが、老女はお茶を一口すすって、うなずき、現実を受け入れた。その目には逆境に負けない強さがあった。4000万のウクライナ人が共有し、ロシアの大軍を跳ね返してきた意志の強さだ。

「ここなら暖を取れるし」と老女は言った。「スープも飲めて、爆弾の落ちてこない場所で休める。前線の男たちに比べたら、私らは幸せだ」

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