<メーガン妃がモロッコを訪問した際、夫のヘンリー王子だけがレッドカーペットの上を歩くよう案内されたようにように見える動画が拡散されている>

英ヘンリー王子の妻メーガン・マークル(サセックス公爵夫人)が過去にモロッコで、レッドカーペットの上を歩かないよう誘導され、この上を歩くのは「王族だけ」と告げられたとするTiktok動画が拡散している。しかし、メーガン妃が本当にそう言われたのか、この動画が真実を伝えているのかという点には疑問が残る。

■【動画】メーガンだけレッドカーペットの外側を歩かされたと話題になった場面

動画が撮影されたのは、2019年2月23日。メーガン妃はヘンリー王子と共に、モロッコのムーレイ・ハッサン皇太子と面会するため、同国首都ラバトにある王室邸を訪問した。

到着して車から降りたヘンリー王子は、レッドカーペットを歩いて儀仗兵を閲兵。その後に続いたメーガン妃は、レッドカーペットの外側を歩いている。

「メーガン・マークルが王室ルールに阻まれた」と紹介しているこのTiktok動画は、撮影から3年以上経った今、840万回再生されている。動画は、「彼女がモロッコで、ヘンリー王子とは違ってレッドカーペットの外側を歩くよう案内された様子だ。モロッコがメーガンに、レッドカーペットは王族だけのものだと伝えているのだ」と説明している。

しかし、この主張には問題がある。そもそもヘンリー王子と結婚したメーガン妃は、当時も今も英王室の一員である。

2018年5月の結婚後、彼女は「プリンセス・ヘンリー・オブ・ウェールズ」という称号を得ている。ただ、ほとんどの王室女性は自らのファーストネームが含まれない称号を使用しない。

またメーガン妃は、当時は現役の王族として公務も行っていた。2020年1月にヘンリー王子と共に王室を離脱することを発表したが、同年3月まで公務を務めている。

レッドカーペットを避けた本当の理由

動画の中で、ヴァレンティノの赤いドレスを着たメーガン妃は、そのすぐ後にレッドカーペット上でモロッコの皇太子と握手する姿が撮影されている。モロッコの他の訪問先でもレッドカーペットを歩いており、この動画が撮影される数時間前の、カサブランカの空港でもそうだった。

雑誌「ハロー!」は当時、なぜメーガン妃がレッドカーペットを歩かなかったのがソーシャルメディア上で話題になっていると報道。到着時の計画では、元軍人であるヘンリー王子だけが儀仗兵を閲兵することになっていたという。

メーガン妃は当時、長男アーチーの出産を3カ月後に控えており、この儀礼に参加しないことになっていたため、片側に寄ったと同誌は伝えている。実際、メーガン妃は駐モロッコ英国大使の夫人と共に、レッドカーペットの端で閲兵を見守った。

つまり、このバイラル動画で語られている2つの基本的な部分は誤りだと考えられる。実際には、メーガン妃はこの少し後にレッドカーペットの上を歩いているし、また彼女は当時も今もロイヤルファミリーの一員であるということだ。