上海では最近、中国最大規模の新型コロナウイルスの感染が発生し、3月末から市全体に封鎖措置がとられた。市民は食料を含む基本的な必需品もないままに家に閉じ込められたと訴え、この政策に反発している。3月のロッウダウンに先立って撮影された動画には、住民同士が店内で食料や物資をめぐって争う様子が映っていた。

「上海の住民は、2600万人の住民の半分がロックダウンの対象となり、残りの半分もまもなくロックダウンが始まるため、食料品をめぐって争っている」と、ハーバード大学公衆衛生学部客員科学者で疫学者のエリック・フェイグル・ディン博士は、動画とともにツイッターに投稿した。

だがAP通信は9日、中国当局が、新型コロナの集団検査の後、感染が見られない地域では封鎖の解除を始めると述べたことを報じた。

AP通信によれば、上海市のゾン・ミン副市長は9日の記者会見で、人口2600万人の同市の各地域の規制は、次の集団検査の後、「予防」「コントロール」「ロックダウン」という3種類の対策に分類されるだろうと述べた。9日にはさらに2万3000人の新規感染者が報告されたが、そのほとんどは無症状だったという。

                             

本誌は中国疾病管理予防センターにコメントを求めている。

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