「その2:新型コロナに関する規制をすべて撤廃するというボリス・ジョンソンの政策は失政であり、女王のように高齢で病気にかかりやすい人たちを、さらなるリスクにさらすだろう」

女王はコロナ禍の中で、これまでも自らの行動によって模範を示してきた。中でも有名なのは、2021年4月17日に夫であるフィリップ殿下の葬儀の際に、感染防止規則を守ってたった1人で席に座っていたことだ。

これは、報じられているジョンソン政権の行状とは対照的な姿だ。首相官邸のスタッフたちは、殿下の葬儀の前夜に2件のパーティーを催していたとして非難されている。国民にロックダウンを強いながら、首相官邸で何度もパーティーが催されていたことも暴露されている。

政治活動家のフェミ・オルウォレは、ツイッターにこう書いている。「ボリス・ジョンソンがこれまでに女王にしたことをまとめてみた。

・女王にウソをついた

・違法な議会閉鎖を女王のせいにした

・女王を夫の葬儀に1人で座らせながら、官邸スタッフは二日酔い状態だった。

・新型コロナウイルスに関する規制を緩和して3週間後に女王が感染した」

「難しい問題から逃げない」方針のテレビ局「GBニュース」でコメンテーターを務めるアダム・ブルックスは、こうツイートした。「女王の感染を利用して規制継続を要求するのは、特別な愚か者に違いない」

アメリカでも、女王の感染は政治的シンボルとしての意味合いを帯びている。

活動家のシャーロット・クライマーは、ツイッターにこう書いた。「エリザベス女王は95歳で、COVIDの検査で陽性が確認された後も『軽い症状』しか出ていない」とし、これはワクチンの効果を裏付けている。

(翻訳:ガリレオ)

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