サリバンは11日の記者会見で、軍事作戦はおそらく空爆とミサイル攻撃で始まるという見通しを示した。それに続いて、ロシア軍の地上部隊が侵攻を開始し、直ちに通信回線を切断し、民間航空機の飛行禁止も行われる可能性が高いという。

ロシア軍はウクライナの首都キエフを含む主要都市を迅速に攻撃するなどして、ウクライナの多くの地域を支配下に収める可能性が「極めて現実味を帯びている」と、サリバンは指摘した。

ウクライナへの軍事侵攻はプーチン政権にとって裏目に出る可能性があると、バイデン政権はこれまで一貫して主張し続けている。

ロシアがそのような行動を取れば、欧米諸国の軍事同盟であるNATOへの加盟を望む東欧の国がますます多くなり、東欧に駐留する欧米の部隊が増強される。その結果、ロシアと対峙しようとする国々の連合体は一層強靭になるというわけだ。

「欧米諸国の結束はこれまでになく高まっている」と、サリバンも述べている。問題は、このメッセージが果たしてプーチンに届くのかどうかだ。

From Foreign Policy Magazine

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます