インド政府は3日、北京で4日に行われる冬季五輪の開会式に在中国大使を出席させないと発表した。両国の国境係争地における衝突で負傷した中国兵が聖火リレーの走者を務めたことを受けた。

2020年に起きた中国人民解放軍とインド軍との国境衝突では、中国兵が4人死亡し、インド側は少なくとも20人の犠牲者が出た。

インド外務省の報道官は「中国側が五輪のようなイベントを政治利用しようとしたことは実に遺憾だ」とし、在北京インド大使が開会式や閉会式に出席しないと明らかにした。

一方、大会組織委員会の広報担当は、聖火リレーで人民解放軍兵士が走者を務めたことについて、「幅広い選考プロセスの原則を順守した」などと述べた。

[ロイター]
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