アメリカでは食料品店の棚からアメリカ人が大好きなあの食品が消え、多くの買い物客が不満の声をあげている。

広範囲に渡るあの食品不足が最初に報じられたのは昨年12月。10月にアメリカのチーズ製造最大手のシュライバーフーズに対して仕掛けられたサイバー攻撃が、品不足の一因となったとみられている。

今年になっても、アメリカの一部地域では、人々の需要を満たすだけの商品はまだ行き渡っていない。あれを食べなければ無理、というファンはあの食品を求めて空しい努力を重ねた人々が、ツイッターに嘆いている。

ジャーナリストのジョナサン・バルリューはこう発信した。「世間が大騒ぎしている『食料品不足』に僕も初めて気づいた。クリームチーズがない。誰か、クリームチーズが見つからない、と思っている人はほかにいる?」

ミカエラ・エスクワイアは1月17日にツイッターでこうつぶやいた。「食料品店を3軒も回ったのに、クリームチーズはどこにもない。もうこん生活やってられない」

食料品店の空っぽになった棚の投稿もある。「クリームチーズがなくなった。肉も見当たらない。行きつけの食料品店で(涙)」

ブレイズ・メディアのスタッフライター、アレックス・ニッツバーグは22日、「食料品店ではまだクリームチーズが品薄だ。とても受け入れられない」とコメントした。

いっそ手作りする?

クリームチーズが品薄になったことから、自分でクリームをかき混ぜて、最愛のクリームチーズを手作りすることを考え始めたチーズ愛好家もいる。

最近もこんな投稿があった。「食料品店にクリームチーズがない場合、あなたはどうする?  自分で作る。明日やってみる」

ブルームバーグの報道では、クリームチーズが手に入るかどうかは、地域によって異なるらしい。

市場調査会社IRI消費者包装品供給指数によれば、1月の時点でクリームチーズが最も手に入りにくい地域と最も手に入りやすい地域とでは、入手可能性の差が33.5%もあった。

ちなみに最も地域格差が大きい食品は、パンやお菓子作りの材料だった。寒い冬の間に、巣ごもり需要が再び増加したためではないかというコメントも寄せられている。

統計調査会社スタティスタの2020年世論調査によると、クリームチーズを日常的に食べると答えたアメリカ人は2億4900万人を超える。同社の別の調査では、5600万人以上のアメリカ人が1週間に1ポンド(約450グラム)以上のクリームチーズを使用していた。

感染拡大が追い打ち