■株に楽して儲けられる道はない

時間もかけずに買った株が上がったのは、単に「運」が良かっただけです。言うまでもありませんが、こういうやり方には再現性がありません。そのことをまず十分に認識してください。

ここで私がお勧めしたいのは、「少なくとも週に一度は株の勉強をする」ということです。最低でも週に1時間は勉強してください。できれば、週に3時間くらいを株の勉強に費やしてほしいと思います。

逆に言うならば、週に1時間も株の勉強ができない人には、自分の判断で投資することは無理です。

残念ながら、楽して株で儲けられるほど世の中、甘くはありません。努力したくない人は誰かに運用を任せる、すべてのお金を預貯金だけにするなど、違う選択肢を選んだほうがよいと思います。

■続けるコツは「習慣化」「当たり前」

株の勉強をすると決めたのであれば、毎週日曜日の午後には株の勉強をするなど、「習慣化」することをお勧めしたいと思います。最初はつらくても、勉強するのがすぐに「当たり前」になります。

もう何年も前になりますが、私は日頃の運動不足とストレス解消のためにスポーツクラブ通いを始めました。

体を動かすのは嫌いなほうではないのですが、定期的に通うのはやはり面倒なものです。最初のうちはイヤイヤでしたが、今では1週間も体を動かさないとイライラするほどになりました。すっかり、生活の一部として定着しました。

株の勉強も同じことです。習慣化するうちに次第に生活の一部になっていくと思います。このコラムがキッカケになって、みなさんが株の勉強を定期的にしてくれればと思っています。

2021-09-27

[執筆者]

朋川雅紀(ともかわ・まさき)

個人投資家・株式投資研究家。大手信託銀行やグローバル展開するアメリカ系資産運用会社等で、30年以上にわたり資産運用業務に従事。株式ファンドマネージャーとして、年金基金や投資信託の運用にあたる。その経験を生かし、株価サイクル分析と業種・銘柄分析を融合させた独自の投資スタイルを確立する。ニューヨーク駐在経験があり、特にアメリカ株式投資に強み。慶応義塾大学経済学部卒業。海外MBAのほか、国際的な投資プロフェッショナル資格であるCFA協会認定証券アナリストを取得。著書に『みんなが勝てる株式投資』(パンローリング)がある。

※当記事は「かぶまど」の提供記事です
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