
でも、演技指導だけでは物足りない。やはり自分で演技をしたい。それで今さらながら演技学校に通い、今もせっせとボイストレーニングを受けている。
既に何本かの映画に出演した。これから順次公開されるはずだ。私に回ってくる役は兵隊かギャング、囚人か看守、あるいは警察官など。いかにもイメージどおりの役ばかりだが、文句は言えない。
それでも夢は大きく、いつかジェームズ・ボンドの役をやりたい。まあ無理だろうが、端役でいいから007映画に出てみたい。私は今42歳の新人俳優。ボディーガードが必要なほどのスターにはなれないだろうけど、いつか護衛される側に回りたいとは思う。
自分が殺されてしまうようなリスクは冒さない。それが私の、軍隊時代から変わらぬ信条だ。警護の仕事でも、それで生き延びてきた。しかし映画の世界なら、いくら撃たれても死にはしない。だからずっと続けられる。
2026年7月21日号(7月14日発売)は「最強AIを生んだ アンソロピックの衝撃」特集。
ペンタゴンが狙う世界最強AIクロード・ミュトス。「生みの親」アンソロピックは人類の守護者か、破壊者か
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます