<米ミネソタ州にあるバーンズビル市が、「飼っている金魚を池や湖に放さないでください!」とツイートし話題に。増殖して生態系を乱した金魚の話は、各地でこれまでに繰り返し報じられている>

湖で30センチ超の金魚28匹を捕獲

米ミネソタ州にあるバーンズビル市は7月9日、「飼っている金魚を池や湖に放さないでください!」と、巨大な金魚の写真と共にツイッターに投稿し、話題になっている。同市当局が、市内にあるケラー湖で調査を行ったところ、巨大金魚が28匹捕獲されたという。最大のもので全長38センチ、重さ2キロ弱と、フットボール大のものもあった。市当局は、金魚は「皆さんが思っているより大きくなるうえ、水質汚染につながります」と訴えている。

金魚は、フナを原種とする中国原産の観賞用の淡水魚で、もともと米国には生息していない。ところがバーンズビル市当局には、ケラー湖に金魚の群れがいるとの情報が住民から寄せられていたという。ケラー湖は、バーンズビル市の南東に位置しており、湖の東岸は隣接するアップル・バレー市に面している。

そこでバーンズビル市は、アップル・バレー市や、コイの駆除を行うミネソタの企業カープ・ソリューションズと協力し、金魚などケラー湖に生息する魚について、実態調査を行うことにした。

CNNによると、1回目の調査で10匹、2回目の調査では18匹の金魚を捕獲した。どれも全長30センチ以上ある大きなもので、カープ・ソリューションズのオーナーであるプシェメック・バイエル氏はCNNに対し、この大きさに達するまでに、金魚はここに何年も生息していたはずだと話した。

「金魚汚染」に悩む世界各地の川や湖

ミネソタ州自然資源局によると、同州で金魚は侵入生物種として規制されている。売買や飼育は出来るが、公共の場所に放すのは違法行為となる。しかしペットとして飼っていたであろう金魚が放されて、ケラー湖でこのような事態になったと考えられている。

増殖したり巨大化したりして生態系を乱している金魚の話は、各地でこれまでに繰り返し報じられている。

今回のケラー湖がある同じミネソタ州で、地元ニュースサイト「ブリング・ミー・ザ・ニュース」が昨年11月に報じた話によると、カーバー郡にあるビッグ・ウッズ湖の入り江で昨年10月下旬、3万~5万匹の金魚が駆除された。

金魚のイメージと実態のギャップが原因