イランのアラグチ外務次官は20日、イラン核合意の再建に向けた米国との間接協議について、困難ではあるものの前進しているという見方を示した。同時に、不合理な要求や時間の浪費に直面した場合は交渉を中止すると警告した。

国営メディアに対し「結果を判断したり、楽観的か悲観的かを口にするのは時期尚早だが、正しい方向には向かっていると思う」と語った。

こうした中、ファルス通信は、国営プレスTVが情報源から得た話として、イランに対する米制裁は完全には解除されず、核合意への復帰のための一時的かつ部分的な解除にとどまると報じた。ただ、アラグチ氏は「プレスTVの情報源が誰かは知らないが、その人物が『情報通』でないことは確かだ」と述べた。

米国務省のプライス報道官は定例会見で、イランとの協議は前向きだが、「現段階ではおそらくこれまでよりも長い道のりが待ち構えている」という認識を示した。

仲介役を担う欧州連合(EU)欧州対外活動庁のモラ事務局次長は、過去2週間で進展があったと評価。ただ「なお多くの努力が必要だ」とも強調した。

EUは声明を発表し、協議が来週も継続すると表明。「当事国は共同の外交努力をさらに追求するという決意を改めて示した」と述べた。

[ロイター]
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