世界主要都市の先陣を切り新年を迎えるオーストラリア・シドニーで31日夜、恒例のカウントダウン花火がオペラハウス上空に打ち上げられた。しかし、新型コロナウイルスに翻弄された2020年を反映して規模は縮小、一般入場者の立ち入りは禁止され、通りに観客の姿は見られなかった。

新型コロナが猛威を振るった今年、世界では約8200万人が感染、170万人超が死亡した。感染抑制に向けた制限措置が各国で継続される中、大みそかの様相も今年は一変した。

北京ではテレビ塔のライトショーが中止。例年は年越しを祝う人でごった返すロンドンのトラファルガー広場やモスクワの赤の広場、マドリードのプエルタ・デル・ソルは閉鎖され、ローマでは教皇フランシスコによるミサも行われなかった。

夜間外出禁止令下に置かれているパリやイスタンブールも静かな大みそかを迎えた。

ニューヨークのタイムズスクエアでは恒例の「ボールドロップ」が行われるが、観客は医療従事者ら第一線でコロナ対応に取り組んだ人のみに限定される。

ドイツのメルケル首相は、同国首相として16回目となる大みそかの演説で「過去15年で過ぎ去る年がこれほど重いと感じた年はなかった。そして、不安や疑念はあっても、これほどまでに新年に期待を込めることもなかった」と語った。

ドイツでは、新年などに人が集まることを防止するため、花火の販売が禁止された。

また、北朝鮮の国営メディアによると、新年を祝うコンサートと花火大会を楽しむために首都平壌の主要な広場に多数の人が集まった。

[ロイター]
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