ちなみに彼の奥様・伊原凛さんは、オスカー新人レッスンを受けた僕の教え子です。凛さんはレッスンを受けているとき、しっかり僕の目を見て話を聞く人でした。笑顔がとてもよく、最初からフルスマイルができていましたね。最近の松本さんの笑顔は、奥様の影響かもしれません。

松本さんや南原さんから学びを得て、僕もレッスン中、冗談や笑顔をとても心がけるようになりました。この気づかいがあるだけで、多少キツイことを言ってもOKになります。

たとえば、ウォーキングで、手を前に振ってゴリラのように見えるレッスン生がいたとしましょう(実際にけっこういます)。

それを見た僕は、あえてゴリラの物まねで歩いて、笑いを取っています。決して「きみのウォーキングはゴリラっぽいからダメ」とは言いません。僕が笑い者になるように仕向けて、その子に気づかせてあげます。

当の本人は「先生、私そんな歩き方しないですよー!」となるのですが、最終的には彼女に気づかせるように誘導しています。

笑顔でパフォーマンスも上がる

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また、生徒が肩を落として歩いたら「肩は床と平行にしなきゃダメだよ」と伝え、僕もゾンビのマネをして歩き「ほら、ゾンビみたいでしょう?」とユーモアたっぷりに教えます。

すると、生徒たちは「そんな人いないー!」と言いつつも、自分の欠点を知ることができますよね。最終的には、本当にゾンビ歩きする人はいなくなります。

そのためにも笑顔です。逆に笑わせることによってレッスンが盛り上がって、生徒のパフォーマンスも格段に上がるのです。

※当記事は「東洋経済オンライン」からの転載記事です。元記事はこちら
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キツイことを伝えるために、わざと笑いを取っているのですが、まさに笑顔の効用ですね。いちばん僕が笑われることで、その子を救うことができ、現実を教えてあげているのです。誰も傷つきませんし、笑うことで場の空気もよくなります。