三菱自動車は8日、東南アジア地域で事業展開する配車サービス大手ゴジェック(GOJEK、本社:インドネシア)と提携すると発表した。三菱商事と共同で出資する。出資額は非公表だが、両社合わせてゴジェックの発行済株式の数%を取得したとみられる。三菱商事は2月にも出資しており、今回は追加出資となる。

三菱自はゴジェックのデジタル・プラットフォームを活用し、強みとする東南アジア地域で新たなモビリティサービスを検討する。三菱自が配車サービス会社と提携するのはこれが初。ゴジェックも自動車メーカーからの出資は三菱自が初めて。

ゴジェックはスマートフォンを使ったバイク・車の配車サービスのほか、宅配サービスや電子マネー事業などを手掛ける。東南アジア地域における配車サービス最大手グラブ(本社:シンガポール)と並ぶ2強の一角で、三菱自や三菱商事と組んで新たなサービス開発を進め、事業を拡大する考えだ。

一方、三菱自・三菱商事による共同プロジェクトとは別に、同日には三菱UFJリースも単独でゴジェックへの出資を発表している。三菱UFJリースの出資額も非公表だが、同社を合わせた三菱グループ3社の出資比率は10%未満にとどまるもようだ。

ゴジェックは2010年の設立で、インドネシアを代表するユニコーン企業(評価額10億ドル超の未上場企業)で、急成長している。インドネシアでは登録ドライバー、ユーザー数とも最大シェアを誇る。ベトナム、シンガポールなど東南アジアの50都市以上で展開している。

ゴジェックと競合するグラブはすでにトヨタ自動車、韓国の現代自動車、ホンダ、ヤマハ発動機などから出資を受けている。

[東京 8日 ロイター]
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