トランプ米大統領は28日、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)に合わせてロシアのプーチン大統領と会談した。トランプ大統領は、米国の選挙に介入しないようプーチン大統領に申し入れる一方で、主要問題での両国の協調もアピールした。

米ロ首脳が直接会談するのは、昨年7月のフィンランド・ヘルシンキ以来。会談の冒頭、トランプ大統領は、記者団から2020年の選挙に介入しないよう要請するのかとの質問に「もちろん、そうするつもりだ」と答えた。

そしてプーチン大統領に向かって、選挙に介入しないよう2回、述べた。プーチン大統領は、トランプ大統領の発言の通訳を聞いている間、ほほ笑みの表情を浮かべていた。

米ロ関係は、2014年のロシアのクリミア併合やシリア内戦をめぐり悪化。プーチン大統領は最近のテレビインタビューで、米との関係は悪化する一方と述べていた。

北朝鮮など、さまざまな問題に取り組むためにプーチン大統領との関係改善を模索していたトランプ大統領は28日、「プーチン大統領と会えてとても光栄」と述べ「われわれには、貿易や軍縮など、話し合うテーマがたくさんある」と語った。

米ロ首脳は、昨年11月のG20サミット中に会談する予定だったが、ロシアのウクライナ艦船拿捕を受けてトランプ大統領が会談を中止した。

トランプ大統領は「われわれはすばらしい会合をもった。われわれは非常に良い関係を築いた」とし「この関係から多くの非常に前向きなことが出てくるだろう」と述べた。

[大阪市 28日 ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます