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[26日 ロイター] - 米料理宅配大手ドアダッシュが食料品宅配企業インスタカートの買収に向けて最終交渉を進めていることが分かった。インスタカートを170億ドル程度と評価する見通しだ。事情に詳しい情報筋が26日、ロイターに明らかにした。
早ければ28日にも最終合意に至る可能性があるが、買収成立が確実な情勢ではないと説明している。米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズはインスタカートの買収交渉を進められていないという。
23日時点で時価総額が約130億ドルだったインスタカートの株価は、通常取引で約8%上昇した。ドアダッシュの株価は約6%下落した。
料理宅配業界は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によるオンライン注文のブームが下火になった後、人件費高騰や配達員の規制強化、競争激化に直面している。ドアダッシュはインスタカートを買収する場合、顧客基盤や小売業との提携関係を獲得でき、自社の広範な配達網や顧客基盤との組み合わせが可能になる。
インスタカートはロイターへのコメントを差し控えた。ウーバーとドアダッシュはコメント要請に回答していない。
成長戦略コンサルティング会社マニフェスト・グロース・アーキテクツ共同創業者のニック・スミス氏は「戦略的に見れば、ドアダッシュの料理配達網とインスタカートの食料品分野での専門性は補完し合える強みのため、ドアダッシュの方がインスタカートにとってより自然な組み合わせだと思える」とコメントした。
これとは別にインスタカートは26日に規制当局への提出書類で、スマートショッピングカート事業「ケイパーカート」を27年第2・四半期末までに段階的に終了すると発表。これに伴い5500万―8000万ドルの税引き前費用が発生すると見込んでいる。
料理宅配業界ではドアダッシュがデリバルーの買収に踏み切り、ウーバーはポストメイツやデリバリー・ヒーローを買収すると発表していた。