[26日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ、ブラックストーン、シティ、モルガン・スタンレーは、人工知能(AI)開発のアンソロピック向けにブロードコムのAI半導体やネットワーク機器を購入するため630億ドルの資金を提供する。

各社が26日発表したところによると、今回の取引は新たに設立する特別目的事業体(SPV)を通じて行う。SPVがブロードコムのAIアクセラレーターやネットワーク機器を購入し、アンソロピックにリースする。

バンク・オブ・アメリカ、シティ、モルガン・スタンレーが第1順位の融資を手配し、ブラックストーンが第2順位融資のコミット分を提供する。

ブロードコムは優先債権者に「残存価値サポート」を提供し、実質的に保証を与える。資産価値が下落した場合に第1順位の債務額に相当する金額まで損失を吸収することに同意している。ただ、発表ではこの債務の規模は明らかにされていない。

各社によると、納入は2027年に始まる見通し。ブロードコムが関与する、既に発表済みの戦略的なコンピューティング能力に関する契約の一環となる。

アポロとブラックストーンはブロードコムとの従来の契約に基づき、アンソロピックのAIコンピューティング能力拡大に向けた350億ドルの資金供給に合意していた。

今回の取引は、AIコンピューティング需要の高まりを支えるのに必要なインフラの資金調達において、銀行やオルタナティブ運用会社の役割が拡大していることを浮き彫りにしている。

アンソロピックは26日、米国での新規株式公開(IPO)申請書類を公開した。書類では巨額の赤字と急速な売上高の伸びが明らかになり、開発に多額の費用がかかる中でも、世界経済を変革し得るAIシステムの構築を目指す姿勢を示した。

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