[ニューヨーク 26日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、中央銀行の金融決定会合を控え、原油価格が高止まりする中、ユーロが対ドルで下落した。25日に行われたブラジル大統領選の決選投票で現職のルラ大統領が再選を果たしたことを受け、ブラジルレアルは急落した。

ユーロは先週、フランス国債の売りにより同国の債務リスクプレミアムが2011年のユーロ圏債務危機以来の高水準に押し上げられたことで、下押し圧力を受けていた。ただ、この日のフランス国債価格は上昇。格付け会社ムーディーズが23日、フランスの信用格付けを据え置いたことで、社会不安の抑制と厳しい財政‌の立て直しに苦慮する政府にとって、圧力が和らいだ。

ただ、ソシエテ・ジェネラルの外為戦略責任者、キット・ジュークス氏は「ユーロを巡る根本的な問題は変わっておらず、スプレッドは縮小している」と指摘。「成長見通しが良好ではなく、エネルギー価格も高止まりしているため、ユーロは現時点でなお脆弱だ」と語った。

この日の北海ブレント先物は軟化したものの、依然として約6カ月ぶりの高値付近にとどまった。

市場の注目は、今週予定される主要中銀の金融政策発表に集まる。米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、日銀はいずれも金利を据え置くと見込まれている。ニュージーランド(NZ)とカナダの中銀は利上げすると予想されている。

主要通貨に対するドル指数は0.31%高の102となった。前出のジュークス氏は「ドルは予想ほど堅調ではなく、いくらか逆風もあるが、米経済指標はかなり底堅い」と述べた。

円は対ドルで0.43%安の1ドル=157.46円。

ユーロは対ドルで0.21%安の1.1179ドル。対円では0.31%高の176.04円となった。

ブラジルレアルは対ドルで8.5%安の1ドル=5.4レアル。ブラジル大統領選の決選投票で、左派のルラ大統領が右派のフラビオ・ボルソナロ上院議員を破り、史上初となる通算4期目の大統領職を担うことになった。ボルソナロ氏は第1回投票では首位に立ったが、決選投票では400万票超の差で敗れた。最高裁が25日に投票時間を2時間延長する判断を下したことを理由に、選挙結果の無効を求める意向を示した。

ゴールドマン・サックスのテレサ・アルベス氏率いるアナリストチームは投資家向けリポートで、「選挙結果を巡る争いが長引くリスクは市場心理に悪影響を及ぼすが、より根本的には、過去数週間で大幅な財政緩和が実施されたことを踏まえると、レアルなどの現地資産には一段と大きな財政プレミアムが反映されるべきだと考える」と指摘した。

ドル/円 NY終値 157.50/157.52

始値 157.31

高値 157.64

安値 157.25

ユーロ/ドル NY終値 1.1172/1.1176

始値 1.1198

高値 1.1200

安値 1.1174

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