Steven Scheer Emily Rose

[エルサレム 26日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は、総選挙を翌日に控え、トランプ米大統領からの支持を誇示した。また、トランプ氏が両首脳で「任務を完遂」すべきだと発言したことを受け、自身が勝利すればイランに対する戦争を再開するとの可能性を示唆した。

ネタニヤフ氏は25日に出演したテレビ番組で「トランプ大統領は、イスラエルの首相と米大統領の間でかつてないほどの友好関係を築いてくれた。これほど友好的な大統領が再び現れることはまずないだろう」とし、トランプ大統領には「あと2年の任期があり、私に投票するよう皆さんに呼びかけている」と語った。

トランプ氏は25日、自身の交流サイト(SNS)に「ビビ・ネタニヤフに投票してほしい。われわれは始めた任務を完遂しなければならない」と投稿した。トランプ氏は今年2月、ネタニヤフ氏とともにイランとの戦争に踏み切った。

ネタニヤフ氏は、トランプ氏が「イランの脅威をついに排除する」ための行動を取る用意があると述べたが、それはネタニヤフ氏自身が権力の座にとどまる場合に限ると指摘。「私はすでに(イスラ​エル情報機関‌ )モサドと(イスラエル国防軍)IDFに対し、この政権を打倒するよう指示を出している。それがこの脅威に終止符を打つ唯一の方法だからだ」と述べた。

ネタニヤフ氏の発言についてコメントを求められたホワイトハウスのケリー副報道官は電子メールで、「トランプ大統領が述べた通り、イランは経済的にも軍事的にも非常に厳しい状況にあり、ホルムズ海峡の封鎖は引き続き全面的に効力を持つ」と指摘。その上で、米国が11月3日の中間選挙前に「イランを攻撃することはない」と述べた。

27日に実施されるイスラエル総選挙は、2023年10月7日のイスラム組織ハマスによる攻撃以降初となり、有権者が数世代にわたる安全保障上の失敗と、それに続く複数の戦線での戦争について審判を下す最初の機会となる。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。