Makiko Yamazaki
[東京 3日 ロイター] - 三村淳財務官は3日夕、財務省で記者団の取材に応じ、足元の為替相場の動向について「満足も安心もしていない」と述べ、引き続き臨戦態勢であると強調した。20カ国・地域(G20)財務相・中銀総裁会議では為替相場に対する日本の考え方を説明し「基本的にしっかり理解してもらった」との見方を示した。
三村財務官は、為替の具体的な水準や動きについて言及することは控えるとしつつ「今この時点で私自身は何も満足も安心もしていない」とコメント。片山さつき財務相も為替相場に対する姿勢は変わらないと説明しているとした上で「私自身も、引き続き臨戦態勢ということだ」と述べた。前日から外為市場でドル/円が急落する場面がみられ、当局がレートチェックを実施したのではないかとの見方があるとの質問には「答えることは決してない」と応じた。
米国で開催されたG20財務相・中銀総裁会議に際しては、二国間・多国間で為替介入を含めた市場動向について話題になったという。三村財務官は「G20の為替コミットメントに沿った対応をしていると説明し、各国から基本的にしっかりと理解してもらっている」と振り返った。
片山財務相も同日夕、官邸で高市早苗首相にG20出張の報告を行った後、記者団の取材に答えた。国際会議や会談の場で他国から日本の財政政策などに対し「特に注文はなかった」といい、ベセント米財務長官とのやり取りに関しても、これまでさまざまな議論を行ってきた中でも何々を絶対にするな、といった言われ方をされたことはないと語った。
片山財務相とベセント長官は8月31日に会談した。三村財務官によると「マーケットやG20における協力に関して大変良い協議ができ、お互いの理解を確認できた」という。