Maria Martinez
[ベルリン 3日 ロイター] - ドイツの経済研究機関RWIは3日、ドイツの経済成長率予想を大幅に上方修正した。輸出の伸びと政府支出の拡大により、今年上半期の景気回復が予想を上回る強さとなったことが背景。
RWIは、ドイツの2026年の国内総生産(GDP)が1.3%増加すると予想。6月時点の予想(0.8%増)から上方修正した。27年のGDPは1.1%増と見込み、こちらも従来予想の0.8%増から引き上げた。28年には0.5%増へと鈍化すると予想した。
ドイツ経済研究所(DIW)も2日、ドイツの26年の成長率予測を0.5%から1.2%に引き上げた。
ただRWIは、輸出の勢いが年後半には弱まる可能性が高いと警告。足元の伸びは、関税を巡る混乱の反動など一時的な影響を反映したものであり、ドイツの競争力の持続的な改善を示すものではないと指摘した。
RWIのチーフエコノミスト、トーステン・シュミット氏は「景気回復は始まったが、構造的な問題は消えていない」と述べた。
RWIによると、エネルギー価格の高止まりや官僚主義、競争力の弱さが引き続き投資の重しとなっている一方、労働市場の不透明感を背景に個人消費も低調にとどまっている。