ピート・ヘグセス国防長官の指導力をめぐって批判が強まるなか、ついに共和党上院議員からもドナルド・トランプ大統領に後任を選ぶよう求める声が上がった。
上院軍事委員会の元委員で、ノースカロライナ州選出の共和党上院議員トム・ティリスは、陸軍を統括する文民トップ、ダン・ドリスコル陸軍長官が辞任したことを受け、国防総省のトップを交代させるよう公然とトランプに求めた。
「軍の優秀な人材を排除するのではなく、引き留め、その力を発揮させられる新たな指導者を国防総省に据えるよう大統領に求める」とティリスは9月2日、Xに投稿した。
ティリスはドリスコルについて「まさに今必要とされる人物だった」と評価し、ウクライナやイランなどで戦争のあり方が変化するなか、陸軍の近代化を主導してきたと指摘した。一方、ヘグセスについては「軍上層部に指導力の空白を生み出している」と厳しく批判した。
「国のために尽くす勇敢な男女が、これほど無能なやり方で扱われるのを見たことがない」とティリスは述べ、ヘグセスについて「有能な人材に脅威を感じている」と非難。国防よりも、多様性やジェンダー政策への反発など、いわゆる「反Woke(ウォーク)」をめぐる文化的な争点に力を注いでいると批判した。
ティリスの発言によって、国防総省で幹部の大幅な入れ替わりが続くなか、共和党内部からもヘグセスへの圧力が強まることになった。
民主党は数カ月にわたりヘグセスの解任を求めてきたが、批判はいまや共和党にも広がっている。