David Lawder

[アッシュビル(米ノースカロライナ州) 1日 ロイター] - ブラウン米財務次官(国際問題担当)は1日、ロイターとのインタビューで、世界的な不均衡の是正やソブリン債の再編を巡る米国の優先課題を反映した20カ国・地域(G20)共同声明は、文言を巡る一部の相違が残っているため、合意に至らない可能性があると述べた。

ブラウン氏は「われわれは、共同声明の取りまとめに向けて懸命に取り組んできたが、それが米国の利益とアメリカ・ファースト(米国第一主義)の優先課題を反映していることを確認したい。合意に至らない場合でも、われわれはそれを受け入れる用意がある」とし、その場合は、議論に関する議長声明を発表することになると述べた。

その上で、世界的な不均衡がもたらす課題を巡る文言について、貿易黒字国と貿易赤字国の間で見解の相違があったと明らかにした。

ブラウン氏はまた、共同声明の交渉における中国の具体的な立場については言及を避けつつ、中国は世界の不均衡の最大の要因と広く見なされていると指摘。他の多くのG20諸国は不均衡を是正する必要性について一致していたと述べた。

さらに、経済的な依存関係や脆弱性が拡大する中で、不均衡を是正できなければ、最終的には「金融安定を脅かす重大な事態」につながる可能性があるとの認識を示した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。