[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米国株式市場は続落。世界的な債券売りに加え、米国とイランの戦争が早期に収束するとの期待が薄れる中、原油価格が急騰し、相場を圧迫した。
中東での戦闘激化を受けて原油価格が上昇し、各国中央銀行が利上げを加速するとの見方から、主要国の国債利回りが数年ぶりの水準に上昇。米10年債利回りは19カ月ぶりの高水準を付けた。
ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は、米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長による先週末のタカ派的な発言に続き、イランへの攻撃があり、原油が上昇していると指摘。「過去最高値付近で推移している市場にとって、リスクオフにうってつけの組み合わせだ」と述べた。
季節的な弱さも投資家心理の重しとなっている可能性がある。フィッシャー・インベストメンツによると、 1926年以降、平均リターンがマイナスの月は9月のみとなっている。
メイフィールド氏は「9月は歴史的に見て最もパフォーマンスが悪く、その差は大きい。特に中間選挙の年には、政治的な不安と不透明感が株式市場の重しになり始める時期だ」と述べた。
米軍は1日、ホルムズ海峡周辺のイランの標的に対し新たな攻撃を開始した。また、ベセント米財務長官はこれに先立ち、対イラン経済制裁の一環として、週内に銀行を対象とした制裁を発表する公算が大きいと明らかにした。イランは湾岸からの石油輸出を阻止すると警告した。
米労働省が発表した7月の雇用動態調査(JOLTS)によると、求人件数は前月から増加したものの、採用の低調さから、労働市場が引き続き様子見状態にあることが示された。また、8月の購買担当者景気指数(PMI)は製造業の失速を示唆し、7月の建設支出は約3年ぶりの低水準となった。いずれの指標も物価高、供給制約、関税や地政学的対立から生じる不透明感を示した。
S&P総合500種の主要11業種では、原油高を追い風にエネルギーが上昇を主導した一方、一般消費財の下げが目立った。
景気の指標として広く注目されるダウ輸送株20種平均は2.5%安となった。
フィラデルフィア半導体指数も2.1%安。全構成銘柄が下落した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.8対1の比率で上回った。ナスダックでも2.8対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は143億8000万株。直近20営業日の平均は153億5000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 52766 -419 -0.7 53083 53176 52691
.88 .02 9 .58 .60 .31
前営業日終値 53185
.90
ナスダック総合 26099 -271 -1.0 26031 26260 25995
.77 .12 3 .67 .68 .53
前営業日終値 26370
.89
S&P総合500種 7631. -54. -0.7 7635. 7663. 7611.
47 67 1 47 63 20
前営業日終値 7686.
14
ダウ輸送株20種 20767 -534 -2.5
.36 .65 1
ダウ公共株15種 1072. +9.3 +0.8
51 5 8
フィラデルフィア半導体 11288 -246 -2.1
.61 .44 4
VIX指数 16.34 +1.4 +9.5
2 2
S&P一般消費財 1884. -36. -1.8
38 29 9
S&P素材 654.6 -9.0 -1.3
7 4 6
S&P工業 1459. -20. -1.3
29 54 9
S&P主要消費財 935.6 +2.1 +0.2
5 6 3
S&P金融 949.8 -8.4 -0.8
9 7 8
S&P不動産 280.5 -0.3 -0.1
6 0 1
S&Pエネルギー 986.7 +14. +1.5
3 96 4
S&Pヘルスケア 1997. +13. +0.6
47 19 6
S&P通信サービス 448.5 -2.3 -0.5
9 9 3
S&P情報技術 6889. -69. -1.0
66 82 0
S&P公益事業 430.4 +3.6 +0.8
8 2 5
NYSE出来高 12.37
億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 6488 - 大阪比
0 1270
シカゴ日経先物9月限 円建て 6487 - 大阪比
0 1280