Selena Li Lawrence White

[香港/ロンドン 4日 ロイター] - 英金融大手HSBCホールディングスが4日発表した上半期決算は、税引き前利益が23%増加し、市場予想を上回った。純金利収入の増加に加え、活発な資金・取引フローを背景に融資業務や資産運用業務からの収益が手数料収入を押し上げた。

税引き前利益は195億ドルで、前年同期の158億ドルから増加した。HSBCが集計したアナリスト予想の平均は189億ドルだった。

堅調な業績はアジア重視の戦略が結実していることを反映している。資産運用とクロスボーダー業務に焦点を当てた再編が、良好な金利環境と相まって手数料収入の伸びを押し上げた。

今年の純金利収入見通しについて、これまで460億ドルに達するとしていたのを同水準を超えるとの予想に引き上げた。

同社は自社株買いの再開を発表し、最大10億ドルの枠を設定した。香港の中堅銀行、恒生銀行を非公開化して以来初めての自社株買いとなる。

1株当たり0.1ドルの第2回中間配当も発表した。5月にも0.1ドルの配当を実施していた。

上期決算では、規模で劣る市場からの撤退により事業を簡素化するというジョルジュ・エルヘドリー最高経営責任者(CEO)の戦略が引き続き進められていることも示された。同社はシンガポールの保険事業、エジプトのリテールバンキング事業、オーストラリアの住宅ローン事業を売却した。

上半期の資産運用収入は前年同期比18%増加した。アジア市場の力強い成長が支えとなった。

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