[マニラ 3日 ロイター] - 世界銀行は3日、フィリピンの2026年の経済成長率見通しを3.7%に据え置いた。その上で、27年の景気回復ペースは従来予想より緩やかになる可能性が高いとの見方を示した。
・世銀のフィリピン・マレーシア・ブルネイ担当ディレクター、ザフェル・ムスタファオウル氏はマニラで開かれた経済フォーラムで「26年の成長は、投資の弱さ、消費の低迷、持続可能性に伴う制約を背景に減速する見通しだ」と述べた。
・ムスタファオウル氏によると、最新の見通しは東アジア・太平洋地域の途上国について予想される平均成長率4.1%を若干下回る水準。
・世銀は、フィリピンの成長率は27年に5.2%へと回復すると予想。6月時点の予想の5.6%から下方修正した。公共投資が徐々に回復し、経済状況が改善すると見込み、28年には5.5%に達すると予想した。
・フィリピン政府の経済担当閣僚らは今年の成長率を3.5─4.5%と予想している。中東情勢やインフラ関連の汚職スキャンダルを受けた政府支出の鈍化を踏まえ、従来予想を引き下げた。
・第1・四半期の経済成長率は2.8%と予想を下回った。中東紛争と予算成立の遅れが重しとなった。