Jaspreet Singh Juby Babu
[3日 ロイター] - 米データ分析企業パランティア・テクノロジーズは3日、通期売上高見通しを81億5000万―81億5800万ドルとし、従来予想の76億5000万―76億6200万ドルから上方修正した。政府機関および民間企業からの需要が引き続き強いことが示され、同社株は時間外取引で一時14%上昇した。
パランティアは近年、軍事レベルの人工知能(AI)ツールを企業向けにも販売している。アレックス・カープ最高経営責任者(CEO)は株主宛て書簡で「当社事業は、かつて目にしたことのない速度と規模で複利的に成長している」と述べた。
同日発表した第2・四半期決算では、米政府向けの売上高が90%増の8億0900万ドルと急増した。現代戦の進展や地政学的不確実性の高まりを背景に、政府はパランティアのAI搭載戦場ソフトウエアなど先進防衛技術への投資を拡大している。
調整後1株利益は0.41ドルと、市場予想の0.35ドルを上回った。売上高は93%増の19億4000万ドルで、予想の18億ドルを上回った。
米民間部門の年間売上高見通しは従来の32億2400万ドル超から34億2400万ドル超に上方修正した。カープ氏は「事業の中核である米国部門は破竹の勢いで拡大している」と述べた。
欧州各国政府が米国の技術プラットフォームへの依存に警戒感を強めているだけに、米国事業の動向は特に注目を集めている。
フランスの対内治安総局(DGSI)はパランティア製ツールをフランス企業チャップスビジョンの製品に切り替える方針。またロンドン市長はロンドン警視庁とパランティアとの2年間の契約を阻止し、同社は異議を申し立てている。