Siddhi Mahatole

[3日 ロイター] - 米中西部ミシガン州保健当局は3日、激しい下痢や腹痛を伴う感染症のサイクロスポラ症の集団感染に関連して2人が死亡したと発表した。同州で確認された今回の流行における死亡例は初めて。米国で近年発生した食中毒事案としては最大級の感染拡大となっている。

サイクロスポラ症は寄生虫「サイクロスポラ」によって引き起こされる腸管疾患で、通常は命に関わる病気ではない。ただ死亡した2人はいずれも重い基礎疾患を抱えており、病気や脱水症状の影響を受けた可能性があるという。

米食品医薬品局(FDA)は9州に拡大した集団感染について、メキシコ中部の非上場企業テイラー・ファームズの関連施設から供給されたアイスバーグレタスが感染源の1つだったとみて調査中。一方で当局は他の感染源の有無についても引き続き調べている。

今年の米国のサイクロスポラ症患者数は過去最多水準に達しており、汚染されたレタスが一因とされる。このレタスは後に回収され、ヤム・ブランズ傘下のタコベルで販売された商品にも使用されていたことが判明している。

FDAはレタスとの関連を確認しているものの、感染者数は依然として増加しており、他の感染源の可能性も視野に調査を続けている。感染拡大は消費者心理にも影響し、レタスの販売減少や、スイートグリーン、チポトレなど外食チェーンの来店客数減少につながっている。

ミシガン州保健当局によると、集団感染に関連した患者数は4日時点で1万1234人となり、前回更新時から461人増加した。入院者数は193人。

州内ではデトロイトを含むウェイン郡の感染者数が最多で1379人。年齢別では30-39歳が2216人で最も多かった。

州保健当局は詳細なコメントを控えた。

米疾病対策センター(CDC)にデータでは、全米でサイクロスポラ症の感染例はここ数週間増加傾向にある。主な症状は重度の下痢で、脱水症状や吐き気などの胃腸障害を引き起こすことがある。

7月28日時点の検査で確認されたサイクロスポラ症患者は全米で6707人。さらに1万1500人超の感染疑い例が確認作業や調査を待っている。

米厚生省はミシガン州での死亡事例を把握していると表明した。

ミシガン州立大エクステンションの食品安全専門家ウェイド・サイヤーズ氏は「今回の事態は感染源を特定し、さらなる患者発生を防ぐことの重要性を示している」と述べた。

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