David Ljunggren

[オタワ 31日 ロイター] - カナダ統計局が31日に発表した5月の国内総生産(GDP)伸び率は前月比0.3%と、ロイターがまとめたエコノミストらの市場予想平均の0.2%を上回った。

併せて統計局は、4月の成長率を速報値の0.5%から0.6%へ上方修正し、伸び率は昨年7月以来の大きさとなった。

6月の成長率(速報値)は0.2%となり、これらの結果を受けた2026年第2・四半期の成長率は年率3.4%と、23年第1・四半期の4.3%以来、3年3カ月ぶりの大きさとなる見通し。成長率はカナダ銀行(中央銀行)が7月15日に発表した推計値2.5%を大幅に上回る。

デジャルダンのマネジングディレクター、ロイス・メンデス氏は「経済は対米貿易にまつわる不透明感をうまく乗り切る道を見いだしたようだ」と述べた。

ただアナリストらによると、5月と6月の数値はサッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会関連の需要や、国勢調査のための雇用、原油価格上昇を受けて石油関連施設が定期点検を先送りするなどの一時的要因によって押し上げられた可能性がある。

CIBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、アンドルー・グランサム氏は「経済の需給の緩み(スラック)が解消されるペースは今後も遅いとの見方に変わりはなく、カナダ銀行は年内いっぱい金利を据え置くだろう」との見通しを示した。

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