不安を感じたときや眠れないとき、あなたは誰に相談しますか?
そんな質問に、友人や医師ではなくチャットボットと答える人が増えている。仏保険大手アクサが調査会社イプソスと共同で2026年1〜2月に世界18カ国の成人1万9000人を調査したところ、回答者の61%がメンタルヘルスの悩みにAIを利用していると答えた。
また26%が鬱、不安、ストレスについて「重度〜極めて重度」の症状を訴えた。不調の要因として最も多かったのは、経済不安と社会・経済の急速な変化だった。
ネットに常時接続されている環境も、メンタルヘルスの悪化に拍車をかける。若者の3人に2人が「スクリーンタイムは日常生活に悪影響を及ぼす」と答えた一方で、彼らは1日平均5時間以上、仕事以外でスマホやパソコンの画面を見ていた。
デジタルツールは心の不調を悪化させる一因になり得る。なのに人々はその対処法をAIに求めているというのだから、無視できない。さらに懸念されるのが、メンタルヘルスの悩みでチャットボットを利用しているとした回答者の42%がそのアドバイスに「ほぼ常に従う」と答えた点だ。38%は「人間の専門家よりAIを信頼している」、一方で28%は「AIの提案に従った結果、有害な行動を取った」と回答した。
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