Steve Holland Simon Lewis
[キャンプ・デービッド(米メリーランド州) 31日 ロイター] - トランプ米大統領は31日、国際刑事裁判所(ICC)の「解体」に向けた政権の取り組みについて、イスラエルのネタニヤフ首相らを訴追から守ることが目的で、自身を擁護するためではないと述べた。
トランプ大統領は閣議の冒頭、記者団に対し、「ICCが私を標的にしているとの情報は一切ない」と述べた。その上で、ルビオ長官が主導するICC解体に向けた取り組みについて、「私ではなく、ネタニヤフ首相や他のさまざまな人々を守るためのものだ」と語った。
ICCは2024年、パレスチナ自治区ガザでの戦闘を巡り、戦争犯罪および人道に対する罪の疑いで、イスラエルのネタニヤフ首相らに逮捕状を発行した。
トランプ政権は、ネタニヤフ首相に対する逮捕状の発行に加え、過去にICCが米兵による戦争犯罪の疑いを捜査したことにも反発している。今年6月にはICC判事4人に制裁を科し、今月に入ってからはルビオ国務長官が「あらゆる手段を用いてICCを解体する」と表明。加盟国に対し、脱退を働きかけている。
米政府は、ICCには米国民、とりわけ軍関係者を捜査・訴追する権限はないとの立場をとっており、米国はICCに加盟していない。