[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米ニューヨーク州のジェームズ司法長官は31日、業界大手カルシが運営する予測市場プラットフォームが州法の禁じる違法賭博に当たるとして、州裁判所に提訴した。違法行為の停止や利益の没収・罰金、利用者への損害賠償を求めている。今年4月には、コインベース・ファイナンシャル・マーケッツなど2社に対しても提訴しており、同様の訴訟が相次いでいる。
カルシやポリマーケットといった予測市場は、2024年の米大統領選挙以降、人気が急上昇している。訴訟によると、カルシは州で必要とされるライセンスを取得しないまま、スポーツや選挙などイベントの結果予測に基づいて取引するプラットフォームを運営していると指摘。賭博を助長し、経済的、精神・身体的にも悪影響となる恐れがあるほか、18─20歳の若年層がサービスを利用できる点も州法に違反すると主張している。
一方、カルシは今回の提訴が「ニューヨーク州幹部による政治的パフォーマンスだ」として反発。審理を連邦裁判所に移管するよう求めた。
米商品先物取引委員会(CFTC)は、業界への規制権限がCFTCに専属すると主張し、少なくとも9州での規制の動きに異議を唱えており、4月にはニューヨーク州を提訴している。カルシは「全米規模でカルシを閉鎖させようとする今回の措置を通じて、ニューヨーク州はCFTCの権限を根本的に覆そうとしている」とも主張した。