Steve Holland Simon Lewis

[キャンプデービッド(米メリーランド州) 31日 ロイター] - トランプ米大統領は31日、ウクライナによる防空システム「パトリオット」用の迎撃ミサイル製造について、協議が続いているとし、米国はまだ承認していないと明らかにした。

トランプ大統領は今月、トルコで行ったウクライナのゼレンスキー大統領との会談で、ロシアの攻撃への防衛を支援するため、パトリオット迎撃ミサイルの製造ライセンスをウクライナに供与する考えを示していた。ただ、今週ゼレンスキー氏とホワイトハウスで行った会談以降は、こうした方針から距離を置いている。

トランプ氏はワシントン近郊メリーランド州の山荘「キャンプデービッド」でこの日に開いた閣議で、ミサイル技術を含む米国の先端兵器技術を他の国と共有することに懸念があると指摘。「ゼレンスキー大統領はパトリオットを望んでおり、トマホークも望んでいる。1つは防御用、もう1つは攻撃用の極めて強力な兵器だ」とし、「極めて慎重に判断しなければならない。現時点で合意には至っておらず、協議が続けられている」と述べた。

その上で「こうした技術を提供するのは容易なことではない。そうなるとは思わないが、技術を供与した相手が将来的に敵対する可能性もある」と述べ、「誰かに製造させることについては極めて慎重でなければならない」と語った。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。