[31日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は31日、28─29日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを主張し、金利据え置きに反対票を投じた理由について、5年にわたり目標を上回っているインフレを抑制するため、小幅な利上げを現時点で段階的に始めることが望ましいと考えたと説明した。
FRBは今回のFOMC で5会合連続で金利据え置きを決定したが、決定は9対3。カシュカリ総裁はクリーブランド地区連銀のハマック総裁、ダラス地区連銀のローガン総裁と共に0.25%ポイントの利上げを主張し、金利据え置きに反対票を投じた。
カシュカリ氏は声明で「高インフレが定着するリスクに備えるため、インフレ率と雇用情勢に関する今後の指標を見極めながら、小幅な利上げを今から段階的に始めることが望ましい」とし、「インフレ率が高止まりする場合、大幅な対応が必要と判断されるまで待つよりも、小幅な政策変更を連続して行う方が適切になる」と指摘。「インフレ率が持続的に鈍化する場合は、小幅な政策調整を重ねる戦略を通して、実体経済に不要な影響を及ぼすことなく、その後の調整ペースを減速させたり、停止したりすることができる」とした。
FRBはフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を昨年12月以来、3.50─3.75%に設定。金融市場では、FRBは9月15─16日の次回FOMCで利上げに踏み切るとの見方が優勢になっている。