Miho Uranaka
[東京 31日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングスは31日、ソフトバンク、PayPay、LINEヤフー、三井住友カードと戦略的パートナーシップで合意したと発表した。ソフトバンク、ペイペイ、三井住友カードから総額3000億円の出資も受け、2万店超の店舗網と国内最大級のユーザー基盤を組み合わせた新たなポイント経済圏の構築を目指す。
セブン&アイは、ソフトバンク、PayPay、三井住友カードに自己株式を割り当て、各社が1000億円ずつ、計3000億円分の株式を取得する。持ち分比率は約2.27%ずつになる見通し。
まずは、セブン&アイの共通会員基盤「7iD」とPayPay IDの連携を進めるほか、セブン―イレブンでPayPayポイントやVポイントをよりためやすく、使いやすくする施策を検討する。
ソフトバンクやLINEヤフー、三井住友カードの利用者向けに割引やポイント還元を拡充するほか、PayPayやLINE、三井住友カードのミニアプリ展開も進める。
中長期的には、各社が保有する購買データや決済データなどを連携させ、顧客理解を深めることでパーソナライズしたサービスを提供する。ソフトバンクのAI(人工知能)やDX(デジタル・トランスフォーメーション)技術を活用し、店舗オペレーションやサプライチェーンの効率化、省人化、来店分析なども進めるほか、新たなリテールメディア事業など収益機会の創出も目指す。
セブン&アイのスティーブン・ヘイズ・デイカス社長は「国内最大のリアル店舗網と各社のデジタル基盤やAI、データ活用の知見をかけ合わせ、新しい顧客体験を創出する」とコメントしたほか、ソフトバンクの宮川潤一社長は「AIトランスフォーメーションを通じ、リテール領域で次世代生活インフラの構築に貢献する」とした。