[北京 31日 ロイター] - 中国海警局は31日、台湾東部沖の海域で定例の法執行活動の一環とする巡視活動を実施した。台湾海巡署は、船舶を派遣し中国船の動きを監視した。
中国海警局は声明で、同局の艦船「秀山」が主導し台湾東部でパトロールを実施したとし、こうした活動を強化していく方針を示した。
海警局の報道官は「7月以降、秀山の任務部隊は、秩序ある航行と活動を効果的に確保するため、関連海域の管理を強化してきた」と述べ、この活動は海峡両岸の漁民の正当かつ合法的な権益、ならびに生命と財産を保護するものだと説明した。
台湾海巡署は、中国政府が「偽りの法執行を通じて、実質的に勢力圏の拡大」を図っていると非難した。中国船の監視のため巡視船「台北」などを派遣したとした。
海巡署によると、31日に中国海警局の艦船「秀山」と「崇明」を確認した。1隻が蘭嶼(オーキッド島)の東約151カイリを航行し、もう1隻は同島の北東約43カイリを航行していたとした。
台湾は年に1度の大規模軍事演習「漢光」を8月5─14日に行う。演習では、海上交通路(シーレーン)の確保し、重要物資輸送の護衛の能力も試す活動を予定し、海軍と海巡署が合同訓練を実施する。
台湾の事実上の米国大使館、米国在台協会(AIT)は28日、場所は特定されていないが、海巡署の艦艇が米沿岸警備隊の巡視船「ミジェット」と編隊を組んで航行する画像をフェイスブックに投稿し、「米国は海上における安全・治安確保の分野での台湾とのパートナーシップを高く評価しており、海上法執行の交流や国際協力など、世界的な問題に対する台湾の有意義な貢献を支持する」と記した。