Kentaro Okasaka

[東京 31日 ロイター] - キオクシアホールディングスは31日、2026年4―9月期の連結純利益(国際会計基準)が前年同期比35倍の2兆1121億円になるとの見通しを発表した。第2・四半期(7-9月)はデータセンター向け需要が引き続き旺盛に推移すると予想している。

同時に最大8000億円の自社株買いと、1対3の株式分割を発表した。同社は6月の株主総会で、株価高騰を受けて株式分割を検討していると表明していた。

中間配当は無配としたが、河村芳彦副社長(財務統括責任者)は決算説明会で「配当の議論はしており、キャッシュフローの出方が強いため、場合によっては下期で配当ができることも今、想定において検討している」と述べた。

株主還元のうち自社株買いを先行させたのは、足元で株価が大きく下落しており「資本効率を改善するには非常に良いタイミングで、ここで株数の調整をした方が効率が上がるだろう(と判断した)」と説明した。「余剰のキャッシュフローをきちんと還元していくという哲学の中でやっていることには何ら変更はない」とした。

主力のNANDメモリーについては、エージェントAI(人工知能)の普及拡大を背景に需要が伸びており「まだ立ち上がり段階」に過ぎないとの見方を示した。藤川俊彰執行役員は「推論AI、エージェントAI(の普及)によるフラッシュメモリーの需要拡大への入り口にいるという状況だ」と語った。

河村氏は、今年度の設備投資​は4500億円を計画上は見込んでいるものの「市場の状況に応じて柔軟に増やすということも今、検討している。キャッシュフローが付いているので十分できる」と話した。

併せて発表した第1・四半期(4-6月)の連結純利益は同46倍の8421億円だった。生成AI用途を中心としたデータセンター向けの需要が旺盛に推移し、平均販売単価の大幅な上昇などで売上収益が伸びた。

年間業績予想は公表していない。IBESがまとめたアナリスト17人のコンセンサス予想では、27年3月期通期の連結純利益の平均値は5兆3830億円。

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