[ソウル 31日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が31日発表した推計によると、2025年の北朝鮮経済はロシアや中国との貿易拡大に支えられ、3.5%成長したことが分かった。3%を超える成長は3年連続となった。
25年の成長率は24年の3.7%をわずかに下回るものの、北朝鮮の経済規模は、国連による対北朝鮮制裁が本格化する前の17年の水準を上回ったと推計されている。
中銀の担当者は会見で「この成長は主に、北朝鮮とロシア間の経済協力の拡大に加え、中国との貿易増加や、政府主導の開発プロジェクトの推進によるものだ」と説明した。
同担当者によると、北朝鮮の武器の輸出需要が製造業のサプライチェーン全体の生産を押し上げたほか、ロシア人観光客の急増や交通網の拡充が、宿泊・飲食・旅行業界を活性化させたという。
海外に派遣された北朝鮮労働者や、ロシアの戦争遂行を支援するために派遣された軍隊からの収入も、外貨獲得額を大幅に押し上げた。
ただ、北朝鮮の経済規模は依然として極めて小さい。25年の名目国民総所得(GNI)は48兆5000億ウォン(340億ドル)と推計されており、これは韓国の1.8%に過ぎない。