[リスボン 30日 ロイター] - ポルトガルの電力大手EDPのミゲル・スティルウェル・デ・アンドラーデ最高経営責任者(CEO)は30日、データセンター建設プロジェクトの急増を背景に、同国の電力需要は今後10年間で年平均4.5%のペースで伸び、欧州で最も成長の速い電力市場の一つになるとの見通しを示した。

ポルトガルは欧州における主要なデータセンター拠点として台頭。米マイクロソフトが投資する中南部シネスの1.2ギガワット(GW)規模の「スタート・キャンパス」を筆頭に、2.6GW以上のプロジェクトが開発段階にあり、今後も案件が大幅増加すると見込まれている。

ポルトガルには豊富な風力、太陽光、水力があり、データセンターに投資する企業にとっては比較的低コストで再生可能エネルギーを利用できる点が魅力だ。

デ・アンドラーデ氏は、電力需要増加分の60%は大規模なデータセンター建設計画がけん引すると予想した。

送電網運営会社RENによると、ポルトガルの電力消費量は上半期に前年同期比3.5%増の27.2テラワット時(TWh)を記録した。国際エネルギー機関(IEA)によると、同期間の欧州連合(EU)の電力需要は2%増だった。

デ・アンドラーデ氏はアナリストとの電話会議で、低コストの再生可能エネルギー電力と、欧州と米州、アフリカを結ぶ大西洋横断海底ケーブル網のおかげで「ポルトガルは新興の大規模データセンター拠点としての地位を確立しつつある」と強調した。

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