Richard Cowan David Morgan Dan Rosenzweig-Ziff

[30日 ロイター] - トランプ米大統領は30日、トッド・ブランチ氏の司法長官指名を一時撤回し、指名承認を阻んでいる共和党上院議員の退任後となる来年に再指名する可能性があると警告した。政権が発表した「司法の武器化」被害者の救済基金創設を巡る対立が激化している。

共和党のジョン・コーニン、トム・ティリス両上院議員は、政府による司法の「武器化」の被害者を救済するための制度を設けないとの書面で確約するよう司法省に求め、ブランチ司法長官代行の長官指名承認手続きを保留している。トランプ氏に批判的な勢力は、この計画を支持者に税金で報いるための不透明な基金だと批判している。

今回の対立は、与党共和党に対するトランプ氏の影響力低下を浮き彫りにしている。ただ、ブランチ氏は司法長官代行として司法省を引き続き率いることができる。

関係筋によると、コーニン、ティリス両氏は30日、指名承認に向けた採決を実現するため、ブランチ氏と45分間にわたり会談した。双方は「協力して」作業を進めており、合意に近づいているという。

トランプ氏は交流サイト(SNS)への投稿で、ブランチ氏の指名を撤回し、コーニン、ティリス両氏の退任後となる来年に改めて指名する可能性があると表明した。両氏の政治生命を終わらせたのは自分だとも主張した。

「トッド・ブランチはスターであり、誰もがそれを知っている。史上最も偉大な司法長官の一人として名を残す可能性がある」と記した。「彼らが正しい行動を取らないのであれば、ブランチ氏の指名を一時撤回し、コーニンとティリスの退任後に再び指名することに異存はない」とした。

コーニン、ティリス両氏の上院議員としての任期は、2027年1月上旬に終了する。

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