Antonella Cinelli

[ローマ 30日 ロイター] - イタリア統計局(ISTAT)が30日発表した第2・四半期国内総生産(GDP)速報値は前期比0.2%増加した。予想をやや上回る伸びで、2026年通年の見通しを支える内容となった。

前年同期比では1.0%増で、予想を大きく上回った。

ロイターがエコノミスト26人に実施した調査による予想は、前期比が0.1%増、前年比が0.7%増だった。

ジョルジェッティ経済・財務相は声明で、「国際情勢が厳しい中でも、イタリア経済は事前の想定もわれわれ自身の慎重な財政見通しも上回って成長している」と述べた。

ISTATは前期比の伸びについて、内需の押し上げが貿易面のマイナス寄与を上回ったことによると指摘した。

速報値では構成項目の内訳は公表しなかったが、サービス業が拡大した一方、鉱工業と農業は縮小したと述べた。

いわゆる「取得成長率(キャリーオーバー)」は第2・四半期末時点で0.8%と、第1・四半期末の0.6%から上昇。仮に26年の残り2四半期のGDPが横ばいでも、営業日数調整後の通年成長率が25年比で0.8%増加する見通しとなった。

通年の公式予想は、営業日数調整前で0.6%。25年の実績は、同じ算出方法で0.5%だった。

政府の成長率予想は27年が0.6%、28年が0.8%で、実現すれば6年連続で1%を下回る。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。