David Brunnstrom Michelle Nichols Emma Farge

[30日 ロイター] - 国連安全保障理事会は30日、次期国連事務総長を選ぶ第1回の非公式投票を実施し、コスタリカのグリンスパン元副大統領が首位に立った。2位はガイアナのロドリゲスバーケット元外相だった。

複数回の実施が見込まれる非公式投票では、理事国が無記名投票で各候補について「支持」「不支持」「意見なし」のいずれかを表明する。

外交筋によると、今回の投票ではグリンスパン氏が「支持」票を10票、ロドリゲスバーケット氏が9票獲得した。アルゼンチン出身のグロッシ国際原子力機関(IAEA)事務局長は7票を得た。

候補者らは、ポルトガル出身のグテレス事務総長が今年末に2期10年の任期を終えて退任するのに伴い、その後任の座を争っている。

グテレス氏の後任は、危機に直面し地位が低下している組織を立て直すという課題に直面する。

外交筋によると、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)を生き延びて欧州を離れたユダヤ系の両親のもとに生まれた経済学者であるグリンスパン氏は「不支持」が1票、「意見なし」が4票だった。ロドリゲスバーケット氏は「不支持」が2票、「意見なし」が4票、グロッシ氏は「不支持」が2票、「意見なし」が6票だった。

その他の候補者には、チリのバチェレ元大統領、エクアドルのエスピノサ元外相、セネガルのサル前大統領、先週レースに加わったウガンダのオトゥヌ元外相が含まれる。

米国のウォルツ国連大使は記者団に対し、投票は非公開だとし、「われわれはプロセスを見守る。この機関を改革し、より無駄をなくし、目的にかない、国際舞台でより適切な存在となるような事務総長が必要だ」と語った。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。