[北京 31日 ロイター] - 中国国家統計局が31日発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.2と、前月の50.3から低下し、5カ月ぶりの低水準となった。景気拡大と縮小の分岐点となる50を予想外に下回った。新規受注の落ち込みが圧迫要因となり、経済成長の鈍化や内需低迷、生産コストの高止まりを巡る懸念が強まった。
ロイターがまとめた市場予想は50.0だった。
サービス業と建設業を含む非製造業PMIも49と、前月の50.2から低下し、50を割り込んだ。総合PMIは49.3で、前月の50.6から低下した。
今回の低調な指標は中国経済が直面する逆風を改めて浮き彫りにした。第2・四半期の国内総生産(GDP)は4.3%増と、第1・四半期の5.0%増から鈍化し、政府の年間目標(4.5─5.0%)を下回った。政策当局には、内需と投資の下支えに向けてより強力な景気刺激策を打ち出すよう圧力が強まっている。
PMIの内訳をみると、新規受注指数が前月の51.2から48.5に低下し、需要の急減を示した。新規輸出受注指数も前月の50.1から49.6に低下した。
今年前半の中国経済は堅調な製造業とモノの輸出が中東の石油ショックによる打撃をある程度吸収し、不動産市場と雇用の弱さを相殺するのに寄与した。しかし、今月発表された経済指標は成長が勢いを失い、構造的な不均衡が深まっていることを示した。
共産党中央政治局は30日開いた会議で、景気減速への対応として、年内に予算計上済みのインフラ事業への財政支出を加速する方針を示した。大規模な追加景気対策は計画しない。