[ロンドン 30日 ロイター] - バーナム英首相は、北海における石油・ガス資源の開発・利用について「実利的」な対応を取る方針だと述べた。トランプ米大統領が北海油田は開放されると発言したことを受けて自身の立場を明らかにした。
バーナム氏は20日の就任直後にトランプ氏と電話で会談。トランプ氏は29日、バーナム氏が北海での掘削を一段と進める計画だと記者団に述べていた。
バーナム氏はトランプ氏の発言について問われ、「(トランプ氏との)電話会談で、北海に関しては実利的な対応を取ると伝えた。それが今後の私の方針だ」と記者団に説明。
「そこには資源がある。国民が苦しんでいる中、それを無視することはできない。そのため大統領にこの考えを伝えた」と述べた。
バーナム氏は、スターマー前首相が2024年の選挙で勝利した際の労働党マニフェストを堅持すると表明してきたが、石油・ガスの採掘免許についてはより柔軟に対応する可能性を示唆した。
トランプ氏は、既存の免許に基づく開発は認める一方、探査用の新規免許を一切発行しないスターマー氏の北海政策を厳しく批判してきた。
バーナム氏は英国の再工業化を進めたいと繰り返し表明しており、一部労組や経済団体は、雇用拡大とエネルギー価格抑制に向けて北海を活用するよう求めている。